おばあちゃんの心の傷
皆様 こんばんは！
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サロン Salon de mio の絵里です。
今日は久しぶり？の真夏日でしたね・・・
さすがに 午後3時頃まで 人通りが少なかったような気がします。
この真夏日に皆様はどこへお出かけしたのでしょうか？
さて、今日は65回目の終戦記念日ですね。
この時期になると 戦争のことを特に思い出しますよね。。。
テレビではドキュメントやドラマ・映画などが毎年 放映されますね。
胸が痛いお話が多すぎます。。。
戦争は二度としたくない、してほしくないです。。。
今日は戦争にちなんだ お話を。
英国に留学していた時のことです。
あれは 確か 大学のグランドを友人と歩いていた時
突然 イギリス人のおばあちゃんから 声をかけられました。
「あなたは日本人？」
「じゃあ 裕仁天皇は知っている？」
というような会話だったと思います。
私は 最初 裕仁天皇って誰？と思いましたが、
すぐに 昭和天皇が頭に浮かびました。
たった それだけの会話でしたが、何故か 印象に残っています。
あと もう一つ 思い出しても 胸が痛むお話を。。。
あれは、私が初めてできた 外国人のお友達の家に遊びに行った時のこと。
大学1年の夏休み 英国北部のシェフィールドという町の語学学校に行きました。
そこで マリアというチェコ人の女の子と知り合いました。
マリアとはクラスは別だったのですが、
同じ時期に入ったため 課外活動等で一緒になり、仲良くなりました。
私はあまり まだ話せなかったのですが、優しいマリアとは同い年だったこともあり、
とても気が合いました。
そして、その後も文通をし、私はその次の春休み
マリアのお家に招待されて 遊びに行ったのです。
思えば あの時が 初めての一人旅だったかも？！
実は マリアには2回程 会いに行きました。
チェコスロバキアの時と チェコ共和国になった後。
2回とも マリアの家族はとても優しくて暖かく、
とっても楽しく 貴重な経験をしました。
1度目は マリアのおばあちゃんのお家に泊めてもらいました。
マリアとおばあちゃんは 同じマンションの上の階と下の階に住んでいました。
おばあちゃんはチェコ語、私はつたない英語か日本語しか話せなかったので、
マリアがいない時は ほとんど ジェスチャーを交えて 話しました。
でも、不思議と心は通じ合うものですよね。。。
（マリアとおばあちゃんの話はまた今度しましょうね。
心温まる話がいくつもあります。）
ある時 おばあちゃんが言いました。
「本当はドイツ語も話せるんだけど、
ドイツ語は決して 話したくない」と・・・
目に涙をためながら 訴えていました。
その時 私は戦争の影をみました。
おばあちゃんは きっと 戦争で
深い 深い傷を負ったのでしょうね・・・
それは 戦争にかかわった国
かかわらざるを得なかった国の人たちは
みんな 心に傷を負っているはず。。。
そういう傷を負わずに過ごせる世界になってほしいものです。。。
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